日本の水道水の水質は軟水寄りである―聞いたことがありますか?
この軟水というのは、お洗濯にとっても向いています。
今回は軟水・硬水って何?と、なぜ軟水の方がお洗濯に向いているのかを紹介します。
軟水は、ミネラル分をあまり含まないお水のことです。硬水とはその逆で、カルシウムやマグネシウムといったミネラル分を多く含んだお水のことを言います。
日本やアメリカは軟水が多い地域と言われています。
フランス、イタリア、ドイツなどは硬水が多い地域です。
ミネラルを多く含んだミネラルウォーターは、これらヨーロッパ諸国のものが多く知られていることでも分かりますね。
なぜ軟水のほうがお洗濯に向いているのでしょうか。
それは、硬水の中に含まれるミネラル分は洗剤などと結合して、「金属石鹸」と呼ばれる石鹸かすに変化してしまうからです。
この「金属石鹸」はお洗濯の洗浄力を低下させてしまうのはもとより、洗濯機や衣類に新たな汚れとして付着してしまいます。この汚れが蓄積されると衣類が黒ずんできて、仕上がりもゴワゴワになったりするようです、
そのため、硬水地域では、軟水地域よりも洗剤を大量に使ったり、洗濯するために温水を使って「水を軟水化」させたり、軟水器という機械を使ってミネラルを除去したりと洗濯するために工夫が必要となります。
日本はそういう工夫する必要もなくお洗濯ができるので、私達はラッキーですね^^
間違ってもミネラルウォーターではお洗濯をしないように気を付けましょう♪