「シワになったり縮んだりしてしまいそう…」
「自己流でやっているけど、ちゃんと洗えているか心配」
など、手洗いに関するこんな悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
お気に入りの衣類、デリケートな衣類、色移りしやすい衣類など、手洗いをする機会も多いと思います。
しかし、゛正しい手洗い方法”をご存知の方は、意外と少ないかもしれません。
そこで今回は、手洗いの基本を紹介いたします。
(1)洗濯表示の確認
まず、その衣類が手洗いできるものか、洗濯表示を確認しましょう。
この、「たらいの中に人の手のマーク」が、手洗いができるという表示です。
この手洗いマークに×がある場合は、手洗いしてはいけないという意味ですので、ご注意ください。
※2016年12月より、洗濯表示が変更になっています。
(2)軽くたたむ
形くずれを防ぎ、衣類の繊維や生地も傷みにくくするため、軽くたたみましょう。
(3)おしゃれ着用の洗剤を使う
粉洗剤だと水に溶けにくく、繊維の隙間に残ってしまったり、すすぎに時間もかかったりしてしまいます。
必ず液体のおしゃれ着用の洗剤を使いましょう。
(4)手洗いする
一言で「手洗い」と言っても、その方法はひとつではありません。
【押し洗い】
手洗いの基本となる洗い方です。
≪向いている衣類≫
・ウール素材やセーター・カーディガンなどの厚手の衣類
・洗濯表示に「手洗い」の付いているものです。
◆汚れた部分が外側に来るようにたたみます。
◆20~30回程度、洗剤液の中で衣類を手のひらで押したり、持ち上げたりしてやさしく洗います。
【アコーディオン洗い】
≪向いている衣類≫
・ブラウスやスカーフなど、薄い織物の衣類
◆洗剤液の中に衣類を広げます。
◆衣類をふわっと泳がせるように、両手で゛引き寄せて広げる”を繰り返して洗います。
アコーディオンを弾く時の動き似ているため、このような呼び方になっています。
【振り洗い】
≪向いている衣類≫
・シワがよりやすい薄手のブラウスなど
◆衣類の両端を持って、洗剤液の中で衣類を素早く振るようにして洗います。
【たたき洗い(部分洗い)】
≪向いている衣類≫
・部分的な汚れを落とすとき
・こすると縮んだり、ダメージを与えたりする衣類の部分的な汚れ
◆指先やスポンジや歯ブラシに洗剤の原液を付けて、軽くたたくようにして洗います。
【つかみ洗い(部分洗い)】
≪向いている衣類≫
・ニットやセーターの袖口や裾など、かさのあるものの部分的な汚れ
◆汚れた部分を、手のひらで゛握って離す”を繰り返して洗います。
【もみ洗い】
≪向いている衣類≫
・靴下、襟や袖など汚れがひどいもの
◆洗濯液を入れたおけの中で、汚れている部分をもむようにして洗います。
(5)すすぎ
洗濯液を捨て、おけに新しい水を入れます。
水がきれいになるまで2回くらいすすぎをしましょう。
洗った方法ですすぐのがポイントです。
(6)柔軟剤
仕上げに柔軟剤で仕上げをしましょう。
柔軟剤を適量溶かした水に、軽く押しながら約3分衣類を浸けます。
(7)脱水
【洗濯機での脱水】
ネットに入れて、脱水時間は短めに30秒~セーターでも5分くらいでOK。
脱水してもいいの?とびっくりされる方も多いとますが、30秒程度でしたらダメージも少なく脱水ができます。
【タオルでの脱水】
さらにダメージを少なくする方法は、タオルを使った脱水です。
◆バスタオルを広げます。
◆ある程度水を切った衣類を広げ、タオルで挟み、上から押してタオルに水分を吸収させていきます。
このように、衣類の素材や特徴、汚れ方によって「手洗い」の方法が違っています。
正しい「手洗い」をして、しっかり汚れを落とし永く着られるといいですね^^
手洗いしてもいいかどうか迷った時はエブリにご相談下さい。
情報参照:東京ガス ウチコト「【今さら聞けない!】洗濯の「手洗い」方法6通り」