寒い時期に気を付けたい、洗濯の水温の話

立春を過ぎ、暦の上では春になりましたが、まだまだ寒い天気が続きそうです。

朝、水道の蛇口から流れる水が冷たくて、手を洗うのが嫌になることありませんか?
そんな寒い時期は、洗濯の水温にも注意が必要。

実は、洗濯の水温が低いと、洗浄力が低下してしまうんです。

同じ洗濯洗剤や、洗濯機を使っていても、洗濯の水温で汚れ落ちに差が出るというのは、実験で証明されています。

 

では、何度くらいの水を使うのが適当なのでしょうか?

洗濯槽 (2)
まず、水温が低いと洗剤がしっかり溶けません。

洗剤は、水温が高ければ高いほど溶けやすくなります。
洗剤の溶け残りを防ぐためにも、冷たい水ではなく少し温かい水で洗濯をすることをおススメします。

 

洗剤は、20度以上の水温が1番溶けやすいということがわかっています。

そして、洗剤に含まれる酵素が1番活発に働く温度が37度なんです。

一般的に、油汚れが落ちやすい温度は、40度から60度と言われています。

しかし、あまり熱い水を使うと衣類の生地を傷めたり、色移りする可能性が高まります。

なので普段のお洗濯での理想的な水温は、20度から40度くらいということになります。

 

最近では、お風呂の残り湯を洗濯に活用したりするご家庭や、設定で洗濯水をお湯にできる洗濯機も増えています。

他にも、熱いお湯を洗面器一杯分だけ洗濯機に足してみたりと、洗濯水の温度を自分で調整する方法もあります。

洗剤とタオル
寒い冬、洗濯のちょっとした工夫で、汚れ落ちに差が出ます。

コチラでご紹介した水温の話を頭の片隅において、毎日の洗濯に役立ていってくださいね^^
※洗濯にお湯を使う際は、洗濯表示をしっかりご確認の上、行うようにしてください