週などは5月頃の気温の日もあったり、やっぱり風が冷たい日があったりして、まだ気温は安定していませんが、季節はゆっくりと春へと向かっているようです。
そろそろ衣替えの準備を進めている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
冬に大活躍のアウターの1つといえば『ダウンジャケット』。
ダウンジャケットは、水洗い不可の洗濯表示がついているものも多く、自宅での洗濯はできないと考えていらっしゃる方が多いようです。
しかし、表地の材質がナイロンやポリエステルの場合は、自宅での洗濯が可能なものもあるんですよ。
今日は、自宅でできる、『ダウンジャケット』の失敗しない洗濯方法をご紹介します。
『ダウンジャケット』が軽くて、温かいのは中に入っている水鳥の羽毛のおかげ。
この水鳥の羽毛は、水をはじく性質があるので、洗濯機で洗っても浮いてしまい、うまく汚れがとれません。
『ダウンジャケット』は桶などを使って、手で押し洗いをしてください。
また、中の羽毛が完全に水に浸ってしまうと固まってしまいますので、洗濯はスピーディーに行うことを心掛けてくださいね。
では実際に、洗濯の手順をご紹介します。
①フードなどははずし、ファスナーやチャックは閉めておく
フードは別洗いしてください。
ファスナーやチャック等の金具がついている場合、外したまま洗うと生地を傷めてしまうことがあります。
洗う前にしっかり閉めておきましょう。
⓶襟元や袖口など、汚れがついているところを先に洗う
ダウンジャケットは、中性洗剤で洗います。
普通の洗濯洗剤で洗うと、中の羽毛の脂が溶け、ダウンジャケットが痛んでしまいます。
襟元や袖口は汚れがつきやすいところ。
中性洗剤をしみ込ませた、スポンジかタオルで軽く叩くようにして、汚れを落としてください。
③桶に中性洗剤と水(ぬるま湯)を入れその中で押し洗い
ダウンジャケットを畳んだような状態で洗濯桶にいれ、40回ほど押し洗いをしてください。
④水を交換しながらすすぎ
押し洗いしていくと、汚れが出てきて水が濁ってきます。
水を2~3回ほど入れ替えながら押し洗いを繰り返し、水が濁らなくなるまですすぎを行ってください。
このすすぎの工程が面倒な場合は、浴室でシャワーをかけてすすぎを行っても大丈夫です。
④タオルで挟むようにして脱水
強く絞ったりすると、中の羽毛の形がいびつになってしまいます。
できるだけ優しく、タオルで包むように脱水をしてください。
洗濯機で脱水をかける場合は、なるべく短時間で、中の羽毛が偏らないようにほぐしながら、脱水をかけてください。
1分かけたら停止してほぐす、このくらいを繰り返しながら脱水をするのがおススメです。
⑤風通しの良いところに干す
中の羽毛に空気を入れるようにほぐしてから、直射日光のあたらない、風通しの良いところに干してください。
針金などの細いハンガーですと、肩のあたりに大きな負荷がかかるので、なるべく太目のハンガーをご利用ください。
羽毛が湿ったままの状態で長い間置いておくと、劣化したり、臭いの元になります。
洗ったあとは、すぐに干すようにしてください。
また、このときに乾燥機を使うのもおススメです。
生地が傷まないように、裏返したら、低温に設定した回転型乾燥機に少しだけかけてみてください。
干して乾燥させただけだと、ダウンジャケットのボリュームが少しダウンしたように感じるかも知れません。
乾燥機を使うと、ダウンジャケットのボリュームもふっくらと戻ります。
家庭用の乾燥機だと、回転が不十分なので、コインランドリーのモノを利用するのをおススメします。
以上が、自宅でできる『ダウンジャケット』の洗濯方法です。
自宅で洗える『ダウンジャケット』は、表地がナイロンやポリエステルのものだけです。
表地がレザーやフェイクレザー、ウールでできたものは自宅での洗濯はできません。
表面が硬化したり、型崩れを起こす可能性がありますので、こういった素材のダインジャケットをおお持ちの場合は、専門店へクリーニングに出すようにしてくださいね。
クリーニングのエブリでも、もちろんダウンジャケットのクリーニングを承っております。
細かい汚れもしっかり落とし、ふっくらと丁寧に仕上げてお渡しいたします。
ご自宅で洗濯ができないダウンジャケットも、ぜひクリーニングのエブリへお任せください!
情報参照元:P&G マイレピ 「ダウンジャケットの洗い方、洗濯方法」