「なかなか見れない」クリーニング工場のダウンジャケット、作業工程。
今回は先週の洗浄編につづき、乾燥、仕上げ編です。
洗浄編はコチラ⇒https://www.cleaning-every.jp/archives/blog/20160519
ダウンジャケットのクリーニングは、ひとつひとつの素材にあわせて、ドライクリーニングとウェットクリーニングを分別しております。(詳しくは前回の記事をご参照ください)
●まずはドライクリーニングの乾燥です。
ドライクリーニングの専用洗剤で洗浄されたダウンジャケットは、タンブラー乾燥で70分、一気に乾燥させます。
ドライクリーニングの洗剤というのは石油系のものでできています。
ダウンジャケットの中に入っている水鳥の羽の油が、石油系の溶剤で溶けだして、じっくり乾かすとジャケットの表面にシミをつくる可能性があるため、一気に乾かします。
最近は、水鳥の油の処理をされている製品とそうでない製品が混在しているため、細心の注意を払って作業しています。
●お次はウェットクリーニングの乾燥。
水洗い後、ハンガーにかけて暖かい風が出ている部屋に入れて70分~80分じんわり乾燥させ、中の羽を開きます。
その後タンブラーにいれて、43分、一気に乾燥です。
ウェットクリーニングの場合は、ドライクリーニングと違い、じっくり乾燥させても中の油が染み出すことはありません。
そして、ペチャンコになっている中の羽を、1度開かせてからタンブラー乾燥にかけたほうが、仕上がりがフワッとするのです。
(ウェットクリーニング後のダウンジャケット)
ご自宅で、ダウンジャケットを洗った場合も同様です。
1度ハンガーにかけ乾燥させてから、お近くのコインランドリーの乾燥機で乾かすと、フワッと仕上がりますよ!
(家庭用の乾燥機だと回転が不十分なので、コインランドリーの乾燥機を使用することをおススメいたします)
その後、お渡し用のハンガーにかけ、ボタン、チャックなどすべて閉じてからビニール袋に入れて、各店舗に運ばれます。
ダウンジャケットの作業工程を2回に分けて紹介いたしました。
いかがでしたか?
エブリでは、工場での工程1つ1つも、すべて機械に任せることなく、人の手、目で確認しながら丁寧に行っております。
冬場に大活躍したダウンジャケット、キレイにしてから保存して、今年の冬に備えましょう!
ぜひ、クリーニングのエブリをご利用ください!