クリーニングに出すと必ずついてくる「タック」。
「タック」にはお受けした商品が、どこの店舗で、どのお客様の物なのかが番号で特定できるようになっています。
今回はこの「タック」の秘密を紹介します。
その1 番号で受入れ店舗とお客様の特定ができます
タックは店番号と連続番号が記載されています。
左のタックがドライクリーニング用で、右の斜線のものはワイシャツ用です。
ドライクリーニング品とワイシャツは洗濯方法が異なるので、一目で判断できるようにタックも工夫されています。
タックの半分は伝票に、もう半分は衣類にホッチキスでとめます。
伝票とタックの番号を照らし合わすとその商品がどのお客様のものか分かります。
その2 耐水紙という、濡れても破けない特殊な紙でできています
タックは商品をお客様からお預かりした直後につけます。直後につけることによって、他のお客様の商品との区別が確立されます。
洗濯もタックをつけたまま行いますが、濡れても破れない専用紙なので安心です。
その3 タック自身の色落ちがしないように工夫されています
タックの色は〇〇店舗はピンク、〇〇店舗は青というように、エブリの店舗名によって分けられています。
クリーニングが完了して各店舗に商品が出荷される際に、同じ色のタックで出荷先を判別しやすくするためです。
このタックの色は簡単には落ちないように工夫されているので、タックをつけてお洗濯しても商品に色が付着する心配はありません。
店舗ごとにタックは箱詰めされています。
その4 色々な指示を示したタックもあります
タックは番号だけではなく、例えば『急ぎ』や『ハンガー仕上げ』など、色々な指示を示すタックもあります。
しみ抜きが必要な場合も、上の写真のようなタックが使用されます。
シミがどこにあるのか、シミはとれたのか/とれなかったのかなどが書かれています。
その5 タックは全て日本製です
いかがでしたか?
普段何気なく目にするタックですが、意外と種類が豊富で驚かれたのではないでしょうか。
お客様の衣類を間違えないでお客様に返却するということはもちろんのこと、お客様のご要望に応えるためにもタックはとても大切です^^