独特の光沢があり、肌触りがなめらか、吸湿性、通気性に優れていて、快適に着られるシルク製品。
最近では、シルクが混ざったニットや、シャツも販売されていて、何着か持っているという方も少なくないのではないでしょうか?
とても着心地がいい「シルク」ですが…
摩擦に弱い
紫外線に長時間あたると変色しやすい
色落ちする
型崩れしやすい
ため、自宅で洗濯をするのに抵抗があり、普段着の洋服の素材としては、敬遠したくなる素材でもあります。
しかし、最近では気を付けて洗えば自宅でも洗濯が可能なシルク製品もあるんです。
今回は、そんなウォッシャブルシルクの洗い方についてご紹介いたします。
まずは洗濯絵表示をチェック!
「洗濯機OK」か「手洗いOK」の表示があれば家庭での洗濯が可能です。
水洗いの洗濯絵表示についてはコチラを参考になさってください。
https://www.cleaning-every.jp/archives/blog/20170919
洗剤は中性洗剤を使用しましょう。
シルク専用の中性洗剤もありますが、オシャレ着用洗剤があればそれで大丈夫。
パッケージ裏の用途に「絹」の記載があることを確認してください。
動物性たんぱく質でできているシルクは、アルカリ性に弱いため、普通の洗剤で洗うとたんぱく質が溶けてしまいます。
次に色落ちチェック!
シルクは色落ちしやすいので、このチェックも大事です。
衣類の目立たないところに中性洗剤を少し含ませ、5分ほどおいてから、白いタオルでトントンと軽くたたいてみましょう。
うっすら色が付いたら、洗濯作業は手早く行う必要があります。
はっきり色が付く場合は、クリーニング店に出したほうがいいシルク製品です。
洗濯絵表示と、色落ちチェックをしたら、実際に洗ってみましょう。
まずは手洗いの場合の方法をご紹介します。
たっぷりの水が入る桶に、シルク用中性洗剤(オシャレ着用洗剤)を溶かします。
20~30度のぬるま湯を使用するのをおススメします。
洗剤の量は、パッケージ裏の使用量目安に従うようにしてください。
「柔軟剤」と「漂白剤」は一緒に使ってはいけません。
繊維がかたより、縫い目が乱れます。
優しく押し洗いをしてから、ぬるま湯か水道水で洗剤成分がなくなるまですすいでください。
脱水も優しく行ないましょう。
手で軽く絞ってから、しわにならないよう引き伸ばしながら水分を取ります。
タオルに挟んで押さえる方法がおススメです。
次に洗濯機で洗う場合の方法をご紹介します。
洗いたい洋服を、畳んでネットに入れましょう。
汚れが気になる部分を表にして、ネットに入れるようにしてください。
洗濯機の「ドライコース」で洗います。
手洗いのときと同様、中性洗剤使用、柔軟剤、漂白剤は使用しないよう気を付けてくださいね。
次に、干すときの注意点ですが、しわにならないよう、干す前に軽く振りさばきます。
直射日光に当てると、黄色く変色するので陰干しで。
シルクは高温と摩擦に弱いので、アイロンがけは必ず当て布をしてください。
残念ながら、自宅での洗濯ができないシルク製品の場合は、クリーニング店に出すようにしましょう。
洗濯のプロによる丁寧な作業であること
クリーニング店独自の洗剤を使っていること
ということから、仕上がりがとてもキレイであるというメリットがあります。
クリーニングエブリでも、お預かりしたシルク製品を、お客様が納得するよう丁寧に仕上げてお渡ししています。
シルク製品のクリーニングも、ぜひエブリにお任せくださいね。