シリーズでクリーニングの工程と、その作業にかける想いをご紹介しています。
今日は7回目「ジャケット仕上げ」についてお伝えします。
自宅で洗うと型崩れや縮みをおこしやすいジャケットは、クリーニング店に依頼するかたが多いのではないでしょうか。
スーツのジャケットであれば、週に5日は着ることになる使用頻度の高いジャケット。
汚れや汗もたくさんついているでしょう。
クリーニングのエブリではお伝えした通り、”ジャケット”も洗浄の工程でしっかり汚れを落とし、後処理も丁寧に行なっております。
7月3日記事:クリーニング工程の紹介 それぞれの作業にかける想い⓶ ドライクリーニング
7月5日記事:クリーニング工程の紹介 それぞれの作業にかける想い③ ウェットクリーニング
7月12日記事:クリーニング工程の紹介 それぞれの作業にかける想い⑤ 乾燥・後処理
また、その後の着心地を左右する”仕上げ”は、『ジャケット手仕上げ』と呼ばれる方法で1着1着心を込めて行っています。
前処理、洗浄、乾燥、後処理を終えたジャケットを、購入時のような立体的なシルエットを出すために、このような人体型の機械にセットし蒸気で整えます。
その後、襟や袖などの細かい部分はスタッフの手によって仕上げられていきます。
<担当者から>
乾燥・後処理が終わった”ジャケット”は、専用の機械と人の手によって仕上げます。
シルエットがとても大切な”ジャケット”。
立体のまま、蒸気でアイロンをかけることで、着用中も違和感のない着心地を作ることができます。
しかし、襟の折り返しの部分や袖の細かい部分はどうしても機械だけでは、ピシッとした仕上がりにすることができません。
ここはどうしても人の目がいくところでもあります。
ヨレッとしていると、どことなくだらしない印象になってしまいますよね。
なので、襟や袖回りは特に綺麗に見えるように手作業で仕上げます。
このように、機械の力も使いながら最後はやはり人の手で1点1点心を込めて作業をしています。
いかがでしょうか?
ジャケットは着心地を左右する立体的な仕上がりが大切です。
立体的な仕上がりと、細かい部分のピシッとした清潔感。
この2つを同時に叶えるために、スタッフがお預かりした”ジャケット”を、1着1着丁寧に仕上げるからこそ、着用中も違和感のない風合いを作る事ができるのです。
ぜひクリーニングのエブリの”ジャケットクリーニング”をご利用くださいね^^
次回はクリーニング工程の紹介も、とうとうラストです。
テーマは『検品・包装』。
ぜひお楽しみになさっていてくださいね^^