この春、新社会人となった皆さん、ジャケットのお手入れはどうなさっていますか?
スーツのジャケットの着心地を違和感なく仕上げるためには、立体感が重要です。
Yシャツやスラックスのように、アイロン台に乗せ、圧をかける一般的なアイロン掛けとは違い、ジャケットは着用時の形に合わせた仕上げを行っています。
想像してみてください。
ジャケットの肩のあたりに、Yシャツのように折り目がピシッと付いていたら、着心地もシルエットも良くないですよね^^;
ジャケットを着ていて違和感がないのは、立体的に仕上げているからなのです。
ではエブリでは、どのようにジャケットを仕上げているのか、お見せしましょう。
前処理、洗浄、乾燥、後処理を終えたジャケットは、このような人体型の機械にセットされます。
このまま強い蒸気を当て形を整えます。
こうすることでシルエットを美しく、そして違和感なく着ていただけるようになるのです。
形が整ったら、襟を手作業で仕上げます。
襟の折り返しラインは、着用時に一番目が行くところですので、とくに丁寧にきれいに仕上げます。
続いて、細かい箇所のアイロン掛けです。
袖周りなど、こちらも手作業でアイロンを掛けます。
最後の仕上げに、やさしく毛羽を取り除きます。
この時に細かい汚れやしわがないか、しっかり目で見て確認します。
仕上げが終わったら、機械を使って包装して完成です。
このようにして、カチッとしているのに着ていて違和感のない、そして美しいシルエットのジャケットに仕上げています。
エブリでは、クリーニングする衣類の形状や素材の種類によって、洗浄はもちろん、仕上げの方法も変えています。
こだわりの工程を経て仕上げたジャケットは着心地のよさにも関わります。
どうぞお試し下さい。