クリーニングした洋服に付いているタックがスゴイ!

1

クリーニングから戻ってきた衣類に必ず付いているコレ。

みなさんこの名称をご存知でしょうか。

これは「タック」といいます。

今回はクリーニングには欠かせない、このタックの秘密を教えちゃいます^^

 

 

◆秘密1「タックで受入れ店舗とお客様が特定できます」

2 (2)

タックに書かれている数字は、店番号とお預かりした商品の番号を表しています。

タックの半分は伝票に、もう半分は衣類にホッチキスでとめます。

伝票とタックの番号を照らし合わせ、どの商品がどのお客様のものか判別します。

3

 

 

◆秘密2「濡れても破れません!」

タックは耐水紙という水に濡れても破れることのない、特殊な紙で作られています。

お客様にお預かりした直後からお渡しまで外すことはないので、もちろん洗濯もタックを付けたまま行います。

通常の紙では溶けたり破れたりしてしまいますが、この耐水紙はそんな心配もいりません^^

タックを付けたまますべての工程を行うことは、商品の取り違えをなくす上でとても大事なことなのです。

3a4d945d3da1455d862ed5d422815664_s

 

 

◆秘密3「一目で分かる工夫があります」

タックには数字の他にも一目で情報が分かる工夫がしてあります。

それはタックの“色”です。

〇〇店舗はピンク、〇〇店舗は青というように、エブリの店舗名によって分けられています。

そのため、工場にはたくさんの色のタックが集まります。

クリーニングが完了して各店舗に商品が出荷される際に、同じ色のタックで出荷先を判別し時間を短縮し、間違いをなくす工夫がされています。

2 (3)

こちらのタックのように、斜線があるものはワイシャツ用です。

ドライクリーニング品とワイシャツは洗濯方法が異なるので、一目で判断できるようになっています。

 

 

◆秘密4「タックは色落ちしません」

たくさんの種類の色があるタックですが、特殊なインクと耐水紙でできているため、洗濯中も色落ちや色移りをすることがありません。

4

 

 

◆秘密5「タックで指示出しもできちゃいます」

タックは番号だけではなく、例えば『急ぎ』や『ハンガー仕上げ』など、色々な指示を示すタックもあります。

image3

さらにしみ抜きが必要な場合も、下の写真のようなタックが使用されます。

シミがどこにあるのか、シミはとれたのか/とれなかったのかなどが書かれています。

image1-71

 

 

◆秘密6「タックは全て日本製です」

 

 

いかがでしょうか。

タックの色や数字の意味、素材など、なかなか面白くありませんか?

いざ着る時に「ちょっと邪魔だな」「外すのが面倒」とお思いの方も多いと思います。

しかしこのタックはお客様の大事な商品をお預かりし、間違いなくお返しするための必需品なのです。