よくあるお洗濯トラブルの1つに「色移り」がありますよね。
色柄ものと一緒に洗濯して、白い洋服に色が移って着られなくなってしまった時のガッカリした気持ち、経験がある方も少なくないのではないでしょうか?
今日は、そんな「色移りしてしまった時の対処方法」をご紹介いたします。
Q:色移りはどうして起こるの?
衣類に使われている染料は、お湯に溶けるものが多いです。
最近では、お風呂の残り湯などを使って洗濯をするご家庭が増えていますので、色柄ものと一緒に洗濯すると、白い衣類が染まってしまったり、強い染料で染められた衣類(デニムなど)を洗濯すると、染料が溶け出してしまうということがよく起こります。
色移りしてしまった時は、この「染料がお湯に溶けやすい」という性質を逆に利用します。
では具体的に「色移りしてしまったときの対処方法」を、順を追ってご紹介します。
①洗濯機、もしくはバケツに、ぬるま湯をためる(35度くらいが適温)
⓶色移りしてしまった時に利用した洗剤を①に溶かし、洗剤がしっかり溶けたのを確認してから色移りしてしまった衣類を入れる
③⓶をそのままつけ置きする。
洗濯機で行う場合は、軽く回転をかける(通常洗濯ではなく、ドライコースなど弱水流で)
④別に用意したバケツ水をいっぱい入れ、に大さじ2~3杯分お酢を入れる(少量で大丈夫です。)
お酢は色止め、雑菌の繁殖予防に効果があります。
⑤③でつけ置き、もしくは弱水流で回した衣類を絞らずにそのまま④に入れる
⑥洗濯機に⑤を入れ、キレイな水を流しながら充分にすすぐ。
気を付けたいのは、色柄ものには漂白剤を使わないようにするということ。
漂白剤を使うと、白い衣類ならば大丈夫ですが、色柄ものは色がついている部分も色が薄くなってしまいます。
また、衣類の素材にも十分ご注意ください。
素材によっては、お湯につけると、縮んだり、型崩れを起こす場合もあります。
衣類についている洗濯表示を十分に確認してから行ってくださいね。
色移りは、時間が経過すればするほど落ちづらくなります。
色移りに気付いたときは、すぐこの方法を実践してみてくださいね。
この方法は、色柄ものの衣類の染料が、別の衣類についてしまったときに効果を発揮する方法です。
もし、濃い色と薄い色が混在するボーダーのお洋服のように、同じ衣類の濃い染料が溶け出し、色の薄い部分についてしまったという場合は、自宅で処理を行わず、クリーニング店に相談するのをおススメいたします。
もちろんクリーニングのエブリにも、こういった色移りのお洗濯トラブルのご相談をしていただいて大丈夫!
色移りしてしまった衣類があれば、お気軽に店頭にてご相談ください!
情報参照:LAUNDRY110 洋服の洗濯・お手入れhttps://tkd-cleaning.com/clothes/1406/