クリーニングから戻ってきた衣類はどの様に保管していますか？
せっかくクリーニングに出したのですから、着用するときには綺麗な気持ちで着用したいものですね。
ビニール包装はどうする？など、クリーニング後のおすすめ保管方法を紹介します。
ビニール包装はクリーニング工場から店舗、お客様のお家までに、衣類からホコリや傷が付着しないように使用しています。
ビニール包装は、収納時には取り外し、風通しの良い所で陰干してから保管することをおすすめしています。
それには下記の理由があります。
①万が一の乾燥不足のため
ドライクリーニングには水ではなく溶剤を用いて洗濯しています。
この溶剤は沸点が低いので、乾燥機での乾燥でほとんどが完全に乾かすことができます。
しかし、衣類の分厚い部分や素材などによってごく稀に、乾燥が不十分な箇所がでてくる場合があります。
乾燥不十分のままビニールを外さず保管すると、溶剤の臭いがとれなかったり、着用すると「化学やけど」の原因になったりします。
② 湿気から守るため
ビニール包装がされたまま収納すると袋の中に湿気が溜り、カビや黄ばみの発生や型崩れが起こる可能性があります。
③ ビニール包装による変色の問題
ビニール包装には、透明度などを保つために、酸化防止剤が使われています。
この酸化防止剤が揮発し、衣類を黄色く変色させてしまう事があるとも考えられています。
ビニール包装を外した後は、防虫剤などを利用して虫に注意し
湿気の少ない風通しのよい場所で、色あせを防ぐために陰干しをして保管しましょう。